各製品の取付説明
GBA

IPS液晶キット(Hispeedido 3.0inch)

16min

使用するパーツ



必要な工具等



内容物の確認

下記内容物が揃っているか確認します。 

  • 液晶本体
  • リボンケーブル
  • 両面テープ
  • 輝度調整用リード線(3本)
  • ヒミツノバオリジナルブラケット(別売り)

※画像内の液晶キット、ブラケットは製品版と少々見た目が異なる場合がございます。ご了承ください。

取り付け手順

シェルの加工

FunnyPlaying

FunnyPlaying製のシェルはそのままだとブラケットがはまらない為、画像でマークしている6箇所をニッパーでトリミングします。 

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問題なくトリミングできているか、ブラケットを実際にはめてみて確認してください。 

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シェル側に両面テープを貼り付けます。

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RetroSix

RetroSix製シェルは加工が必要なく、そのまま組み込むことができます。

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両面テープの形とシェルの形が適合していない為、両面テープをカットする必要があります。 まず、画像の2箇所に予め切れ込みを入れます。

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カットした部分の外側を台紙から剥がし、シェルに貼り付けます。

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残った部分を台紙から剥がし、先に貼ったテープとの隙間が出来ないようにシェルに貼り付けます。

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EXシェル

EXシェルは加工が必要なく、そのまま組み込むことができます。 

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シェル側に両面テープを貼り付けます。

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タッチセンサーの無効化(推奨・任意)

新しいIPS液晶キットでは旧モデルと異なり、タッチセンサーによる調整機能を有しています。 これにより、表示方式や輝度調整などの操作をハンダ付けの必要なく実装することができます。

一方でタッチセンサーの仕様上、検証段階から 「センサー部分に触れていないのに勝手に輝度が変わってしまう。」「ゲームをしていると突然表示カラーが切り替わってしまう」 等の大きな影響を及ぼす誤作動が頻繁に確認されました。

また使用されているセンサー部品の精度の問題から、正しく取り付けたとしても正常に動作しない可能性が高いです。

単品販売においては、タッチセンサーはあえて残したままお客様にお送りしておりますが、 ヒミツノバとしてはタッチセンサーは取り外してご利用頂くことを推奨致します。

もしタッチセンサーを利用しない場合は下記の二点を除去し、センサーの無効化を行うことをお勧めします。 タッチセンサーを利用したい場合は、除去は行わず後述のタッチセンサーの取り付け(非推奨・任意)を実施してください。

白い配線の除去

画像の赤線部分の通り、できる限り根本からハサミ等で切除してください。

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この配線は基板にハンダ付けされているので、可能な場合はハンダを溶かして取り外すとより綺麗に除去できます。

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液晶の貼り付け・ブラケットの取り付け

GBAの液晶コネクタには40ピンと32ピンの2種類の基板が存在します。

キットには2種類のリボンケーブルが付属していますので、IPS液晶を実装したい本体基板にあったものを使用してください。



画像の通り、液晶コネクタ左下にある印字から確認可能です。

40ピンの場合

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32ピンの場合

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リボンケーブルと液晶を接続します。

リボンケーブルにある接続コネクタを上方向に持ち上げます。 コネクタ部は大変繊細なパーツになりますので、慎重に作業してください。

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液晶側リボンケーブルを画像のように奥まで差し込み、接続コネクタを下げて固定します。

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ブラケットにある液晶固定用の小さな爪で固定されるよう、液晶をブラケットにはめ込んでください。

はめ込む際は画像のようにスライドさせると入れやすいです。 この時無理な力を加えて液晶を割らないよう注意してください。液晶は薄くデリケートな為注意が必要です。

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画像のようにリボンケーブルを基板に接続してください。

※写真は40ピンの場合

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問題がなければ液晶の保護フィルムを剥がし、シェルの左上に寄せて、予めシェル側に貼っておいた両面テープで貼り付けます。

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特にRetrosix製シェルではFunnyPlaying製、EXシェルと異なりブラケット下辺で固定されません。 上辺部分もピッタリと付けて固定しないと画面が傾いて固定されてしまう可能性があります。十分に注意してください。



ボタン操作による調整機能の実装(任意)

以下工程はハンダ付けの作業が必要になります。

IPS液晶用の基板に、画像のように配線してください。

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本体基板上の「TP2」とリボンケーブル上の「SEL」を接続します。

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リボンケーブル上の「L」,「R」を画像でマークされているポイントに接続します。

・L

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・R

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全体画像は以下のようになります。

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以下の操作が正常に行えるようになっていれば成功です。

キー操作

機能

SELECT + R

輝度を上げる

SELECT + L

輝度を下げる

SELECT + R + L

OSDメニュー表示



タッチセンサーの取り付け(非推奨・任意)

新しいIPS液晶キットでは旧モデルと異なり、タッチセンサーによる調整機能を有しています。 これにより、表示方式や輝度調整などの操作をハンダ付けの必要なく実装することができます。

一方でタッチセンサーの仕様上、検証段階から 「センサー部分に触れていないのに勝手に輝度が変わってしまう。」「ゲームをしていると突然表示カラーが切り替わってしまう」 等の大きな影響を及ぼす誤作動が頻繁に確認されました。

また使用されているセンサー部品の精度の問題から、正しく取り付けたとしても正常に動作しない可能性が高いです。

単品販売においてはあえてタッチセンサーは残したままお客様にお送りしておりますが、 ヒミツノバとしてはタッチセンサーは取り外してご利用頂くことを推奨致します。

上記について確認したうえで、タッチセンサーの取り付けを行う場合は以下のように取付を行ってください。

赤配線部分に両面テープが付いているので台紙を剥がします。

下記の画像のようにシェル面に取り付けます。

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トラブルシューティング

症状

原因・解決策

画面が映らない

液晶、リボンケーブルの接続が正しく行われていない可能性があります。リボンケーブルと液晶の接続を確認してください。

発色が異常になっている

タッチセンサーの誤動作が発生している可能性があります。

電源が入っている状態で、タッチセンサー付近を何度か軽くタッチしてみてください。

タッチセンサーを操作して治らない場合は、GBAとリボンケーブルの接続を確認してください。

何もしていないのに色調が変化してしまう/

表示モードが勝手に切り替わってしまう/

輝度設定が勝手に変わってしまう

タッチセンサーの誤動作が発生しています。

手順2. タッチセンサーの無効化を実施することをお勧めします。

輝度調整実装後、特定のボタンが押しっぱなしになる・電源が落ちる

輝度調整実装に使用したリード線がシェルを閉める際に潰され、基板とショートしている可能性があります。

再度分解して配線の位置を調整してください。

また、潰された影響で断線してしまっている場合はその部分を再度配線してください。

この場合、別途リード線が必要となります。